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キリングジョーク完全版

ShoPro Books『バットマン:キリングジョーク 完全版』
「ウォッチメン」のアラン・ムーアが脚本担当した名作「BATMAN: The Killing Joke」に、その線画担当のブライアン・ボランドの別作品「BATMAN: An Innocent Guy」をカップリングした本。

2004年にジャイブ社からムーア脚本作品を集めた『バットマン:キリングジョーク -アラン・ムーア DCユニバース・ストーリーズ-』という本が出ていたのですが(現在は絶版)、今回の本には表題作以外のムーア作品は収録されてません。

で、そう聞いた上で再度買う価値があるのか正直微妙だったのですが、現物を見較べるとこれが一目瞭然。
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(左が今回のShoPro版、右がJIVE版)

全編ポスターカラーの限られた原色とエアブラシで彩色された(しかもスケジュールがとてもタイトでカラリストのジョン・ヒギンズとボランドの間で意見のすり合わせも取れてなかったらしい)旧版に対して、ボランドのデジタル彩色は渋く落ち着いたトーンの中に象徴的な原色が散りばめられててよりストーリーにマッチしてる感じ。
#まあ旧版は旧版でバーバラ写真のモノトーン処理のエロスとか終盤のジョーカーの諦め顔の色褪せ具合とか、独自に良いと感じる部分はあるのですが。

カップリングの「An Innocent Guy」も8Pの小品(しかも外形的には単にナードが妄想を語るだけの話)ながら毒があって面白いし、ジャイブ版を持っていても買う価値は充分あると思います。

しかしキリングジョークは久々に再読しましたが本当名作ですわ。バットマンとジョーカーの一騎打ちにかぶるモノローグとか、ラストで歩み寄りを見せるバットマンをジョーカーが拒絶するくだりとか何度読んでもゾクゾク。マジオススメ。

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