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最近単行本

・マーク・ミラー作『スーパーマン:レッドサン』
もしクリプトン星からの脱出ポッドがアメリカではなくソ連に落ちていたら…というIF物。社会主義に傾倒してアメリカと戦うスーパーマンのインパクトもさることながら、その結果宿敵レックス・ルーサーがアメリカ代表として立ちはだかるというシチュエーションやこの最高スペックの指導者2人によって(それぞれの国の思想の極端に向かって)やりたい放題に作り変えられてしまう国家の様が面白いです。ちなみに読んだ事ないけどレックス・ルーサーはオリジナルシリーズでも一時期米大統領になった事があるらしいですね。
あとソ連スーパーマンのコスチューム超かっこいい。

・エド・ブルベイカー作『バットマン:笑う男』
『バットマン:イヤーワン』からスタートする時系列上でのジョーカー初登場エピソード。『バットマン:キリング・ジョーク』の影響を受けているそうだけど、バイオレンスな犯罪描写には影響が見られるものの話的にはキリング・ジョークの大きな「笑いどころ」(自分がジョーカー誕生に関与していたことを知らないバットマンが「私がその場にいればお前の力になれたかもしれない」と説得するくだり)と矛盾してしまってるのが腑に落ちない感じ。これはあえてつなげてないと見るべきなのかなあ。

ちなみに話は「笑殺ガスを街中にばらまく企みを阻止する」という一度ならず見覚えのある展開だけど(最古のジョーカー初登場エピソードがこういう話で何度もリメイクされてるらしい)、クラシックの現代的リメイクとして手堅く良い出来だと思います。

あと併録の『ウッドキラー』は初代グリーンランタンと共に殺人事件の捜査にあたる話。本筋はサスペンスだけど2人がプライベートでゴルフを楽しむ仲だったり退職後のゴードンとも良い関係が続いていたりといったオッサン同士のまったりした付き合いが微笑ましいw
自分の場合アメコミは脚本家や絵描きに釣られて読むので知識にかなり偏りがあってグリーンランタンも完全にテリトリー外なんですが、今回の話でちょっと興味がアップしたかも。バットマン誕生前のゴッサムの守護者だったという設定は元からあったものなんですかね。

・米澤穂信・タスクオーナ『氷菓』#2
氷菓編その2(解決は次巻)。アニメ版に馴染んで原作も連峰以外は全部読んだ上でコミック版の続きに戻ってくるとキャラはアニメ準拠だけど細部の取捨選択が結構違ってて三者の比較が面白いです。例えば今回の範囲では、千反田家での会議で奉太郎が本気を出すまでの流れはコミック版のほうが原作の重要なところを拾ってて好みかなとか(漫画のほうがメディア的に原作寄りなせいもあると思いますが)。

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